弘前医療福祉大学　保健学部　医療技術学科

　勤務する病院では、整形外科疾患や脳血管疾患、内科系疾患などの幅広い分野においてリハビリテーションを行っています。他分野にわたってリハビリテーションの経験を積むことができ、スキルアップにもつながります。
　また、新人教育プログラムのもと、先輩方からアドバイスをいただきながら仕事に従事できるのも魅力のひとつだと思います。

　作業療法士は、「人」と関わる仕事であるため、患者さんに一人一人に応じたコミュニケーションの取り方を日々模索し、信頼関係を築いていくことを心掛けています。支援方法や関わり方に正解はなく、悩み、勉強する日々で大変なこともあります。その反面、患者さんの生き生きとした表情や、笑顔で退院された時は、とても喜びを感じます。

　患者さんは皆違った目標を持っており、その人のライフスタイルや性格、生きてきた背景など、その人らしさを尊重しながら支援していく必要があります。患者さんと一緒に試行錯誤し、目標を達成出来た時は、とてもやりがいを感じます。作業を通じて患者さんの笑顔や喜びを共有出来た時は「作業療法士になって良かった」と思える瞬間です。

　学生の皆さん、日々の勉強お疲れ様です。
　実際に作業療法士として臨床で働いている中で、患者さんとのコミュニケーションやリスク管理など、実習で経験した基本的なことがとても重要であると感じています。学生のうちに、幅広い分野の知識に多く触れ、沢山の事を体験し吸収していってください。私も患者さんに信頼していただける作業療法士を目指して頑張ります。大変な時期ではありますが、体調に気をつけて頑張ってください。