由利本荘医師会立由利本荘看護学校

　看護師として病院に勤務し、改めて仕事内容や職場環境が充実していると感じます。新型コロナ感染症が流行し、仕事においても色々な対応に追われ大変でした。
　不安であった私に、病棟師長や先輩方が、丁寧に寄り添った教育をしてくれたのを今でも強く覚えています。近頃は一人で出来ることが少しずつ増えてきたように思います。
　病院では、実習などで経験出来ないような技術や知識を得ることが出来ると思います。多くの上司や先輩が丁寧に指導してくるので、自分のスキルアップに繋げられるのが強みだと思います

　患者さんとの関わりを大切にすることです。患者さんと看護師という関係ではありますが、あまり固くなりすぎず、言葉や態度を崩し過ぎない事で、話しやすい関係を作れるよう意識しています。こうした関係の方が、患者さんも素直に思っていることや体の状態を言葉や表情に出して伝えてくれると思うからです。
　働いて嬉しかった事は、退院する患者さんが、わざわざ私の所に来て「入院中ありがとう」や、退院の際に名前を呼んで手を振ってくれたことです。私なりの関わり方の中で、患者さんと良好な関係を築けたときは嬉しく思います。

　看護師は医療職の中でも、より患者さんの近くでたくさんの時間に関わることができる職業だと思います。毎日関わっていく中で、患者さんの症状の変化を観察し、適切な処置や看護を行う責任のある仕事です。
　その中で患者さんの症状が良くなってきていることを感じた時や、新しい知識や技術が身に付き実施出来た時は達成感を得ることが出来ます。様々な経験をしていく中で、日々成長を実感出来ている事にやりがいを感じています。

　学生の皆さん、日々の勉強、実習お疲れ様です。学生の時は、覚えること、やらなければならない事が多く大変だと思います。「看護の道」に進むと決めた自分を信じて、今やるべきことを精一杯頑張って下さい。皆さんと一緒に医療を共に支えていけることを楽しみにしています。