先輩職員からのメッセージ Message 院内外の職種と連携し、社会福祉の観点から支援します。 佐藤 映樹 病院勤務 医療福祉相談室 東北公益文科大学 公益学部 令和6年度 病院に勤務する職員としてのメリット 私は地元である秋田県が大好きで楽しい思い出や好きな場所も沢山あります。そのような秋田県で生活する人たちが健康や生活に不安なく過ごすことができるように、福祉の面から恩返しがしたいと思い医療の中核を担う厚生連への入会を希望しました。 少子高齢化や生活スタイルの変化の著しい現代社会で抱える課題に対するMSWの重要性を感じ、私もその一人として秋田県へ貢献したいと思ったこともきっかけの一つです。 頑張っていること、働いて嬉しかったこと 医療福祉相談業務を担当しています。外来に通院している患者様や入院している患者様やそのご家族が抱える生活課題や主訴に対して相談支援を行っています。面談を行い、その中で主訴を汲み必要な援助や適切な機関へ繋ぐことも重要な役割であると思っています。 また、多職種で連携を図り、報告・連絡・相談を心がけ、患者様とご家族にとってその人らしい生活ができるようサポートしています。 仕事のやりがい 初めて相談される時、ほとんどの方は不安な表情をしていたりストレスを感じたりしていると思います。他者に話し難いこともあり中々心の内を明かしてくれない方もいます。そのような方々からお話を伺い、気持ちに寄り添い、悩み事のへのアプローチを行っていく中で、少しずつでも自身の言葉で思いを伝えてもらえた時に信頼関係を築けてきたかなと嬉しくなります。また、悩んでいたことが解決へ向かい、前向きな気持ちや笑顔をみることができた時にやりがいを感じます。 学生のみなさんへのメッセージ 将来の夢のために勉強や部活に励んでいることと思います。夢を叶えるために知識や能力は必要ですが、ふとした時にそれ以外の思い出が自分を支えてくれることもあります。学生でなければ経験できないこと、実感できない思いがある、と社会人になってから感じる場面がたくさんあります。友達や先輩・後輩との縁や支えてくれる人がいることへの感謝の気持ちを忘れずに後悔のない学生生活を送ってください。