先輩職員からのメッセージ Message 廣瀬 菜乃花 臨床検査技師 弘前大学 医学部 保健学科 検査技術科学専攻 令和6年度 病院に勤務する職員としてのメリット 病院勤務では様々な症例に触れることが多く、様々な症例を経験することで自分自身のスキルアップに繋がると思います。また、日直・当直業務があるため、自分が担当している部門以外の幅広い分野の検査について、知識や理解を深めることができます。 他にも学会や勉強会に参加する際に補助があり、資格取得や認定資格の更新などがしやすい環境だと思います。 頑張っていること、働いて嬉しかったこと 主に病理検査を担当しており、生検や手術検体などの組織標本の作製や、細胞検査士の資格を活かして細胞診に携わっています。 病理組織検査や細胞診は検査結果が患者様の治療や予後に大きく関わる検査であるため、病理医が正確な診断ができるように綺麗な標本を迅速に作製することや検体の取り違えや紛失等がないように確認することを心がけています。結果を早く臨床に報告できて患者様の治療につながったときは嬉しかったです。 仕事のやりがい 臨床検査技師は患者様と直接関わることは少ないですが、検査結果は患者様の診断や治療に大きく関わります。検査結果で異常値の報告をした際や、病理検査において臨床で予期されていなかった病変を早期発見し報告できた際は、臨床に貢献できている実感がわき、やりがいを感じます。また、段々一人でこなせる業務が増え、自分自身の成長を感じられるのもやりがいの一つです。 学生のみなさんへのメッセージ 国家試験や就職活動を控え、将来に対して不安なことが多いと思います。 働き始めてみると国家試験に合格して資格を取ることは通過点に過ぎず、様々な経験をし、常に学び続ける日々だと感じています。学生時代に座学や病院実習等で学んだことは基礎として今後活かされると思うため、今学んでいることを大切に頑張ってほしいと思います。また、勉強はもちろんですが、友人と過ごす時間も大事にして限りある学生生活を楽しんでください。