先輩職員からのメッセージ Message 阿部 惣一郎 日本大学 工学部 電気電子工学科 臨床工学技士 令和6年度 病院に勤務する職員としてのメリット 臨床工学技士として病院に勤務するメリットは、透析業務や内視鏡業務、ペースメーカー業務、医療機器の管理・操作・保守点検など幅広い業務を経験できることです。また多くの症例、珍しい症例を経験することで、スキルアップを目指せることも魅力だと思います。その分、身に付けなければいけない知識や技術が多いですが、多くの経験から自分が日々成長している事が実感できて働きがいがあります。 頑張っていること、働いて嬉しかったこと 現在、主に内視鏡業務を担当しています。内視鏡は資格試験の時にあまり触れない内容で最初は大変でしたが、経験と学んだ知識で徐々にできることが増え、成長を実感できます。また、胃カメラ、大腸カメラはどちらも苦痛を伴う事が多い検査です。その為、検査中に患者様が不安で緊張してしまうことがあります。緊張し力が入ってしまうと患者様が感じる苦痛がより強くなる為、気持ちが落ち着き安心するように声をかける事を心掛けています。 仕事のやりがい 臨床工学技士は、幅広い業務に携わります。その為、新しい知識や技術を身に付ける必要があり、大きなやりがいになると思います。また、患者様の命に関わる医療機器の操作、健康を維持する為に必要な治療や検査を介助・施行する立場であるため、責任感や集中力が求められますが、無事終了し安心した表情の患者様に感謝された時の達成感はより一層大きなものになります。 学生のみなさんへのメッセージ 臨床工学技士は機械と医療の両方の知識が必要な職業になります。そして病院の業務では医療機器のことも重要ですが、患者様との関わりが一番重要になると思います。患者様の健康を支えたい方、責任感のある仕事に就きたい方はぜひ目指してみてください。将来不安なことが多いとは思いますが、目の前のことに集中し、頑張ってください。