先輩職員からのメッセージ Message 高橋 歩希 言語聴覚士 国際医療福祉大学 保健医療学部 言語聴覚学科 令和6年度 病院に勤務する職員としてのメリット 急性期病院では、脳血管障害や様々な患者様と早期から関わる機会が多いため、幅広い知識や素早い判断力を身に付けることができる点が魅力だと感じています。 また、多職種とのコミュニケーションや情報共有がより良いリハビリテーションを見出すことにつながっています。現在も経験不足を痛感することもありますが、先輩方から助言をいただける環境があるため、知識を深めながら日々の業務に励むことができています。 頑張っていること、働いて嬉しかったこと 主に失語症、嚥下障害、構音障害、高次脳機能障害の患者様と関わっています。患者様の個別性を意識し、適した評価、訓練を立案することはもちろんですが、生活の一部である食事や意思疎通を図ることの困難さに寄り添い、共感の姿勢を大切にしています。信頼関係を築き、適したリハビリを提供できたことで、患者様のリハビリ意欲や精神面のサポートにつながり、機能改善に結びついたことに達成感を感じています。 仕事のやりがい 私は、回復期病院を経て、現在は急性期病院の言語聴覚士として勤務しています。急性期は患者様の状態変化が大きく、はじめは戸惑いも沢山ありました。しかし、食事や会話が困難だった方が、数週間で回復していくその過程の一部に寄り添えること、機能改善につながること、感謝の言葉をいただけることが私のやりがいや活力になっています。 学生のみなさんへのメッセージ 臨床現場では、患者様、他職種など様々な人と関わりを持つため、コミュニケーションの重要さを改めて実感しています。 勉強はもちろんですが、サークル、ボランティア活動、アルバイトを通して座学だけでは学ぶことの出来ない人との関わりを大切にしてみてください。実りある学生生活になるよう応援しています。