秋田県厚生農業協同組合連合会(JA秋田厚生連)

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ニュースダイジェスト

ニュースダイジェスト JA秋田厚生連グループ(病院・本所)の取り組みやイベント等をお伝えしていくコーナーです。

2013年 1月《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2013年1月号》より

災害医療への取組み

かづの厚生病院

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未曾有の大震災から一年が過ぎ、そこから我々は何を学び、後世に何を残すべきか。悲惨な記憶だけが鮮明に残り、進むべき道が定まらないまま日々が過ぎてゆく中、降って湧いたように飛び込んできた秋田県総合防災訓練。県内各地から風のようにやってきた災害派遣医療チームDMAT。そして我々はバイタリティ溢れる彼らの活動を目の当たりにしました。

昨年8月に総合防災訓練が行われ、それから3ヵ月後、私たちは新たなプロジェクトを開始しました。平鹿総合病院DMATを率いる岩間直医師をアドバイザーに迎えて、大規模災害発生時の初動体制について考えるとともに、「指揮命令系統の早期確立」と「多くの傷病者を如何に効率的に受け入れるか」をテーマに訓練を重ねています。12月11日に行われた机上訓練には鹿角市危機管理室と鹿角広域消防救急隊の方々の参加も頂き、行政機関との協力関係を築きながら一歩ずつ着実に歩みを進めています。

私たちは災害拠点病院として、そして地域中核病院として、これからもこうした取組みを進めて参ります。何よりも地域住民の命を守るという使命と責任を胸に。

中村正明院長 総務大臣表彰受賞

雄勝中央病院

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昨年9月10日、当院中村正明院長が救急功労者として総務大臣表彰受賞しました。

中村院長は、救急関連では「秋田県メディカルコントロール協議会委員」「秋田県メディカルコントロール湯沢雄勝協議会会長」「秋田県傷病者搬送受入協議会委員」「秋田県ドクターヘリ運航検討委員会委員」等の要職に就き、県消防学校では救急科講師として長年救急隊員の養成にも寄与して来ました。

消防救急との関わりについては、救急救命士法の成立や救急隊員の九項目処置拡大後の平成4年に遡り、当初は救急隊員の処置拡大に伴う様々な対応や問題解決など、救急現場活動全般にわたる指南役から始まり、全救急隊員や救急救命士等の生涯教育の重要性を訴え、年2回実施される「救急勉強会・事例研究会」の助言者・指導者を積極的に努められるなど、オフラインメディカルコントロールに関与、20年目を迎えています。

一方、オンラインメディカルコントロール体制についても積極的に取り組まれ、救急活動中の救急隊からの支持要請への対応、救急傷病者搬送直後の判断や処置に関する医学的見地からの指導、傷病者救出に長時間を要する救急事故等への自らの臨場や他医師の派遣指示等々、様々な形での教育指導や消防救急への協力をされて来ました。常に地域に根ざした救急を心掛け、「地域住民」「救急隊」「医療」が一体となった救急システム構築に奮闘され、湯沢雄勝地域救急業務の推進に多大な尽力をされたことが、この度の受賞となりました。

10月19日には、佐藤政弘湯沢市雄勝郡医師会長を発起人代表とし、県医師会関係、消防関係、地域関係者等多数の方々の御参加のもと受賞祝賀会が開催されました。中村院長は、「受賞は身に余る光栄。医師会や医療に携わる方々の御尽力により今回の受賞に繋がったと思っております。今後、救急救命は需要が増加していきます。救急救命体制を強化し、全国レベルを保っていきたいと思っています。また、現在の体制を築けたのは地域の皆さんの御協力のおかげだと思っております。これからも地域の命を救うため頑張っていきたい。」と謝辞を述べられました。

      

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