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JA秋田厚生連ニュースダイジェスト JA秋田厚生連グループ(病院・本所)の取り組みやイベントなどをお伝えしていくコーナーです。

ニュースダイジェスト

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2021年9月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2021年9月号》

病理解剖体慰霊祭を執り行いました

平鹿総合病院

 8月5日、横手市の光明寺にて、院長、副院長、病理診断科医師など14名が参列し、令和3年度病理解剖体慰霊祭を執り行いました。
 病理解剖とは、病気のために亡くなられた患者さんの御遺体を解剖し、臓器、組織、細胞を直接観察して詳しい医学的検討を行うことで、当院では年間約30例の病理解剖を行っています。そして、献体していただいた患者さんの御霊を慰霊するため、例年、お盆を迎える前の8月初旬に慰霊祭を挙行しています。本来であれば、御遺族をお招きするところですが、コロナ禍ということで、昨年度と同様、病院関係者のみでの挙行となりました。
 導師の読経に続き、当院の齊藤院長より、「25柱の故人の貴重な資料は、同じ病を持つ人々のために、また、子孫や郷土の人々のために、そして医療を担当している私達の研鑽のために大切に使わせていただきます。今後とも更に改善を重ね、より良い医療を目指して全力を注いでまいります。御献体いただいた25柱の御霊が安らかに眠られんことをお祈り申し上げます」と、慰霊の詞を捧げました。その後、参列者全員で焼香を行い、導師が25柱の故人の御名前を紹介し、御冥福をお祈りして閉会しました。
 近年、医学は急速に進歩していますが、未だ原因解明に至らない疾病も少なくありません。疾病の原因を究明し、治療の効果を高めていくことは、医学において極めて大事なことであります。病理解剖学はそのための大切な学問であり、日本では、年間約1万例の病理解剖が行われているそうです。
 当院の医師はじめ職員一同、謹んで哀悼の意を表します。

患者サービス向上へ向けた取り組みについて

湖東厚生病院

 当院では、「秋田県で一番高齢者に優しい病院にふさわしい接遇」を方針に、サービス向上委員会を中心に様々な取り組みを行っています。
 今年度の主な取り組みとしては、正面玄関前でのあいさつ運動や院内環境整備等になります。まず、あいさつ運動については、職員が正面玄関前にてあいさつや困っている患者さんへのサポートを行っています。患者さんからは多くの感謝の言葉をいただいており、今後も継続して患者さんに寄り添った接遇を行っていきます。また、マスク越しでの会話となるため表情がわからないことや声が聞こえづらい等の様々な弊害がありますので、より一層患者さんに寄り添った対応が必要であると考えています。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、昨年度に引き続き、今年度も患者さんへ向けたイベント行事を自粛している状態です。そこで、新たな取り組みとして、近隣地域のこども園の子供達に季節の行事に合わせた絵や作品を提供いただき、院内に展示して、患者さんへ「癒しとやすらぎの空間」を提供しています。外来診察の待ち時間等で観賞している患者さんが多く見受けられたので、今後も継続していきたいと思います。
 現在、様々な点で制限される中で、できることは少ないですが、少しでも患者さんが安心して利用できる環境づくりに努めてまいります。