2025年05月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2025年05月号》
令和6年度 地域医療多職種連携推進学講座
かづの厚生病院
当院では毎年4回、岩手医科大学と連携し、地域医療多職種連携推進学講座を実施しています。感染症の影響もあってオンラインでの開催ですが、各専門分野の認定看護師等から専門的な講義を実施していただいております。また、近隣の医療機関や関連施設等にも参加を呼びかけ、院内のみならず外部からもスキルアップを目指す多くの方々に足を運んでいただいております。
令和6年度は、「認知症の理解と対応」、「IAD管理をマスターしよう~スキンケアとおむつ管理~」、「感染症対策」、「細菌検査の取り組み」についての4講義を行いました。現在はコメディカル向けの講義もあり、検査部からは大学病院内での取り組みを中心とした大変有意義な講義を行っていただきました。
質疑応答では、ノウハウを学ぼうと活発な意見交換が行われるなど、充実した講義になりました。今後も地域の医療従事者のスキルアップにつながる講座を企画してまいります。
病院機能評価の認定を受けました
秋田厚生医療センター
この度、当院は公益財団法人日本医療機能評価機構の認定する「病院機能評価(一般病院2機能種別版評価項目3rdG:Ver.3.0)」の認定を受けました。
この認定は、患者の皆様が安全で安心な医療を受けられるよう、病院組織全体の運営管理及び提供される医療について第三者機関により評価・認定されたことを示しています。
当院は地域がん診療連携拠点病院の指定を受けており、指定維持の要件に第三者機関による質の評価が加わったことが今回の受審のきっかけとなりました。
当院が認定に向け準備を始めたのは、機構による訪問審査を受審する約1年前の令和5年9月頃で、最初は各部門の担当者を決め、コンサルタントへの助言を仰ぎつつ部門内で現状の見直しを始めました。令和6年度に入ってからは、定期的に委員会を開催し、進捗の確認や問題点の解決に向けて職員一丸となって取り組み、普段自分たちの行っている業務を客観的に見直す機会にもなるなど、業務改善につながった事例も多々あります。
また、約90項目の審査項目には、「医療安全」「感染対策」「個人情報の取り扱い」といった患者の皆様の対応に直接関わること、院内の全部署への連絡フローなどの「病院全体の体制」に関すること、「職員の教育」に関することなどがあります。広範な全ての審査項目に達成すべき基準が設けられており、書類審査や派遣されるサーベイヤーからの訪問調査においても、審査項目全てで一定以上の評価を得ることができました。
今後も、地域の患者の皆様へ安全で良質な医療を提供できるよう院内あげて努力して参ります。