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  • 2015年11月
JA秋田厚生連ニュースダイジェスト JA秋田厚生連グループ(病院・本所)の取り組みやイベントなどをお伝えしていくコーナーです。

2015年11月 《JA秋田グループ広報誌「かけはし」2015年11月号》

第64回日本農村医学会学術総会開催

由利組合総合病院

第64回日本農村医学会学術総会(学会長 由利組合総合病院 菊地顕次院長)は平成27年10月22日(木)、23日(金)の両日、秋田市の秋田県民会館・秋田キャッスルホテル・秋田市にぎわい交流館で開催いたしました。秋田県での開催は11年ぶりで6度目となります。

秋田県は、少子高齢化と人口減少が全国で最も速いペースで進行しており、この問題は全国どの地域でも共通した問題となっています。これからの地域医療を実践する上でその対応策を考慮しなければならない喫緊の課題であり、地域の公的医療機関である全国の厚生連病院が主要な会員病院となっている日本農村医学会においてこそ、是非とも取り上げなければならないテーマではないかという思いから今回のメインテーマは「少子高齢社会と地域医療―秋田県の挑戦―」と致しました。高齢者医療に深く関連するシンポジウム、ワークショップはその大きなテーマの下に企画したものです。今回のこの学術総会を通して、どんな取り組みや方向性が現在の秋田県に不足しているのかをしっかりとご指摘いただきましたが秋田県の現在の取り組みや対応策を参加していただいた皆様の地元へ持ち帰り、医療・介護・福祉の体制にうまく還元していただくきっかけともなっていただければと願っております。


  • 日本農村医学会
    菊地 顕次 学会長
    (由利組合総合病院 院長)

一般演題、シンポジウム(2題)、ワークショップ(5題)、臨床研修医セッションなど演題登録数はこれまでで最も多い530題となりました。

「シンポジウムⅠ」では、「高齢者医療の現状と問題点」と題して、JAとりで総合医療センター長 新谷周三先生の司会のもと、6名のシンポジストからの発表があり、「シンポジウムⅡ」では、「世界最高齢社会としての秋田県-その医療の現状と将来展望-」と題して、鈴鹿中央総合病院名誉院長 浜田正行先生の司会のもと、JA秋田厚生連、秋田県、湖東厚生病院、秋田厚生医療センター及び秋田県医師会の立場からそれぞれ現状と課題についての発表がありました。

特別講演として、秋田大学学長の澤田賢一先生に「地域医療再生の途」と題して、医師不足の深刻な秋田県において、秋田大学からの提言の形でご講演いただき、東京農工大学特別栄誉教授で秋田県由利本荘市ご出身の遠藤章先生には、「世界初のスタチンの発見と開発をめぐる苦難の歴史」についてご講演いただきました。

今回初の試みであります招待講演では、日本医師会副会長の今村聡先生をお招きして「地域医療と社会保障政策-日本医師会の展望-」と題してご講演いただきました。


  • JA秋田しんせい
    畠山 勝一 代表理事組合長

金井賞受賞講演として、秋田しんせい農業協同組合の畠山勝一代表理事組合長には「協同組合運動=相互扶助の精神」と題してご講演をいただきました。

教育講演として、東京医大准教授の後藤田卓志先生より「秋田県由利本荘市との出会いと地域における胃がん研究」と題して、胃がん多発地域である秋田県由利本荘地域において、現在進行中のピロリ菌感染減少時代に対応した新たな胃がん検診システムの構築に関する臨床研究についてご講演いただき、秋田大学医学教育学講座教授の長谷川仁志先生には、「日本の国情にあった理想的医師・医療者育成教育の新展開」と題して、地域医療の担い手としての医師の養成をめぐる医学教育の現状などについてご講演いただきました。

市民公開講座は、「ダイヤモンドダスト」で第100回芥川賞を受賞された作家の南木佳士氏に、「薬石としての本たち」と題してご講演いただき、大勢の方にご参加いただきました。その他、ランチョンセミナー(12題)、器械展示等が行われました。

二日間の会期中は天候に恵まれ、さわやかな秋晴れのもと約1300名の参加者が来場し、大会初日に行った会員懇親会では、迫力ある「秋田竿灯」の妙技や奥の深い響きの「なまはげ太鼓」の演奏が大変好評でした。また、「酒どころ、秋田」ならではの選りすぐりの銘酒を県内各地からご用意し、皆さまにご堪能いただきました。今回の農村医学会は、多くの方々の協力をいただき、成功裏に終えることができました。

「かづの元気フェスタ」に参加して

かづの厚生病院

9月13日、当院は地元鹿角市が主体となって開催するイベント「かづの元気フェスタ」に参加しました。

イベントには「地域の産業の振興と社会福祉の向上は地域に暮らすみんなの願いであり、地域を知り、人と人とのつながりを深め、互いに理解しあい、皆が安心して暮らせるまちづくりを目指す」という趣旨に賛同した、50を超える企業・団体が参加し、出展テーマごとに「食の広場」「ちびっこ広場」等8つのエリアに分かれて催し物を展開しました。

今回で4回目の参加となる当院は、健康をテーマにした「健康広場」で催し物を展開し、(1)健康相談 (2)訪問看護相談 (3)採用・医学生奨学金相談 (4)ちびっこ白衣試着・写真撮影 (5)ポスター展示 の5つの催し物を行いました。

当日は時折強い雨が打ちつけるあいにくの空模様にも関わらず、約150名の来場者が当院のブースを訪れました。中でも血圧や血管年齢の実測を行った健康相談は特に好評であり、測定結果に悲喜交々の表情を浮かべておりました。良かった方は継続を、悪かった方は食生活や生活習慣の改善を考えられるなど、市民の健康意識向上のお手伝いが出来たと感じています。

また、ちびっこ白衣試着・写真撮影も同様の賑わいを見せました。医師や看護師さんの衣装を着て、嬉しそうにポーズをとり写真撮影に応じる姿はほほ笑ましい光景であり、イベントに参加してくれた子どもたちの中から、未来の医師・看護師が誕生することを願わずにはいられませんでした。

当院は、今後も地域のイベントへ積極的に参加し、地域住民と「顔の見える関係」を作り、信頼関係を構築する努力を続けて参りたいと考えています。

「総合医・家庭医」の育成

秋田厚生医療センター

秋田厚生医療センターでは、平成24年度より秋田県と連携しながら秋田県総合診療・家庭医研修センターを立ち上げ、総合医・家庭医の育成に力を入れています。

なぜ今、総合医・家庭医が必要なのでしょうか。

秋田県は言わずと知れた超高齢社会、医師不足、経済の低迷など、全国上位を占めています。特に超高齢社会の中で医療現場が抱える問題として、高齢者は複数の疾患を抱えている方が多く、多くの診療科を持つ病院に集まる傾向があります。それによりどこの病院も混雑し、医師が疲弊するという悪循環をもたらしています。

複数の疾患をもつ患者さんの場合、総合的な診断、リハビリや在宅支援など多職種と連携して総合的に患者さんのQOL(生活の質)を維持する必要があります。

今、専門を極める医師の必要性はもちろんですが、診療科ごとの隙間を埋め、医師やスタッフと連携するコーディネーターが必要とされます。こういったコーディネーターを「日本版ホスピタリスト」と呼び、当院はそういった医師の育成に努めています。

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